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zoom RSS AIGオープンテニス 鈴木VSフェデラー&雑感

<<   作成日時 : 2006/10/08 02:17   >>

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 AIGオープンテニスの準々決勝、鈴木とフェデラーの試合を第3セットから観た。第1セットを鈴木が、第2セットをフェデラーが取っていて、失礼ながら鈴木が世界ランク1位のフェデラーからセットを奪ったことに驚いた。
 見たところ、鈴木のサーブの調子が非常に良かったようだ。スピード、コースもよく、セカンドサーブもスライス気味のもの、回転量を多くしたスピンなど織り交ぜていた。またフェデラーのレシーブの様子を見ると、鈴木はフォームと配球の癖、傾向を読ませない打ち方をしていたのだろう。デビューしたころに見た憶えがあり、サーブのスピードとバックハンドボレーが非常に特徴的だったことを憶えているが、それも変わっていなかった。それほど身長とリーチに恵まれているわけでもないので、サーブ&ボレーでは高い身体能力と技術を要求されるが体調も良かったのだろう。
 今年のUSオープンで女子の名選手ナブラチロワが「現在のテニスはラケットの改良により、以前では不可能なショット、スピードがあるショットが可能になったため、サーブ&ボレーのプレースタイルが難しくなっており、(多様な技術とゲームの面白みを取り戻すためにも)、ラケットに規制を設けるべきだ」という主旨の発言をした。彼女はその例として、フェデラーが以前はサーブ&ボレーを行っていたが、最近はやらなくなったことを挙げていた。確かにフェデラーのバックハンドのパッシングは、以前ならば不可能な打ち方だと思う。10年ぐらい前なら、ルコントという腕力が強い選手ぐらいにしかできない打ち方なのだが、フェデラーのショットのスピードとスピンはそれを凌いでいると思う。そしてそれを知っているから、彼自身はあまりネットに出ないプレースタイルを選んでいるのだろう。そのようなテニスの現状において、今回の鈴木の健闘はそのサーブ&ボレーのプレースタイルと共に一段と輝いていたと思う。
 プレー以外に気づいたこととして、コート周辺の広告の多さが目立っていた。本大会の名称も10年ほど前は「サントリージャパンオープン」と言われていた。以前、サントリーが降りてスポンサーを捜しているという話を聞いた様な記憶があるが、2001年からAIGが冠スポンサーになっていたとは恥ずかしながら今回初めて知った。AIGグループとは、アリコジャパンやアメリカンホームなどの外資保険会社のグループ企業であり、テレビのCMでうんざりするほどの広報活動を行っている。今回のテレビ観戦では、画面にAIGの巨大なロゴが3つほど並んでいるようにも見える広告配置の下品さとネットの両端にまで広告をつける商売熱心さにも少なからず驚くとともに、以前の選手とプレーを引き立たせるかのように控えめだった広告配置を懐かしく思った。
 1990年代後半の通貨危機で経済が壊滅状態になった韓国は、IMFが援助の代償として要求した政策を受け入れたため、金融は外資が幅を利かせて、金融植民地のようになってしまった。当時の日本は毅然とした対応を維持して、調査にきたIMFを「GHQか、リットン調査団のつもりか?」と金融界では揶揄したが、現在はすっかり様変わりした。米国に要求される経済政策を喜んで受け入れる自公政権のおかげもあってか、外資の攻勢がめざましい。郵便貯金と簡保資金を米国に流すための郵政民営化などを本当に行うならば、もはや金融における独立性を維持するのは難しくなるだろう。外資の広告が氾濫するテニス中継を見て、日本が金融植民地になる近未来を警告されているようにも感じた。
 

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フェデラーが少しばかり集中するとベッカーは全くなす術がなかった。今年の全米オープンでアンドレ・アガシに引導を渡した男である。アガシが泣いたときに一緒にもらい泣きした男だ。人情に厚い男だろうが勝負の世界にはあまり向いていない性格だろう。このことについては以.. ...続きを見る
おおなかこなか
2006/10/08 07:57
ついに本気を見せるか?ロジャー・フェデラー(スイス)
フェデラー、今秋も来日へ=テニス http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070226-00000104-jij-spo ...続きを見る
Yahooニュースは日本人の常識!
2007/02/26 21:40

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