君よ憤怒の河を渡れ

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zoom RSS 09 BNPパリバ準決勝 マレーVSフェデラー

<<   作成日時 : 2009/04/20 01:10   >>

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  3月21日に米国で行われたBNPパリバオープンの準決勝を録画で観ることができた。フレッツテレビの契約に絡んで録画することができたのだが、賞味期限切れ前には観戦したいと思っていた。

 試合結果は6―3、4―6、6―1で、マレーが勝利した。マレーは強力なサーブとフォア、ダブルバックハンドを持ち、コートカバーリングがよくバックハンドスライスも無難にこなす粘り強さが印象に残った。この試合を見た限りはネットに出ることはほとんど無くストロークで勝負するプレイヤーのようだ。
 第1セットは、マレーがフェデラーのバックにボールを集めて、片手打ちバックハンドとの打ち合いから有利な展開に持ち込みポイントを上げていた。フェデラーもスライスとスビンを混ぜていたが、両手打ちバックハンドの安定性を感じさせるマレーのショットに押されていたように思う。フェデラーがフォアにまわりこんでダウンザラインに打ち込んでも、ぎりぎりに追いついたように見えるマレーは、ほとんど肘から先だけで打っているようなトップスピンをかけたクロスでフェデラーのオープンコートに入れていた。ただ6−3でマレーが取れたのは、フェデラーが正攻法で応じたというか、マレーが望んでいるストロークの打ち合いでポイントを取ろうとした結果のようにも見えた。
 第2セットでフェデラーは、サービスダッシュも含めて、ネットプレーを多用した。ストロークでもバックハンドスライスをサイドライン際ではなくセンター寄りに入れてマレーに回り込んでフォアを打たせておいてカウンターを入れるような組み立ても交えていた。マレーはフェデラーの多彩なショットに食い下がってはいたが、十分な対応はできずにセットを失う。このセットでフェデラーが見せたアプローチショットやボレー、スマッシュは、彼がネットプレーも高いレベルでこなせるオールラウンダーであること証明しているだろう。多彩なプレーができるプレーヤーは稀有な存在であるが、多彩なプレーで勝ち続けるというのも困難だろう。少ない種類のショットに限定したほうが安定性は増すからである。そのため、多彩なプレーでチャンピオンになる選手は珍しいし、人々の印象にも強く残る。ただしフェデラーの強力なストロークはラケット製造技術の進歩と切り離すことはできない。例えば、バックハンド側に振られてベースラインに平行ではなく、下がり気味に移動しながらトップスピンをクロスに打つシーンがあったが、あのようなショットは15年前は不可能だった。体重移動または体の回転ではなく上半身のひねり戻しだけで打てるということは、比較的余裕がある時のストロークにおけるショットの種類と強さの選択の幅が広がる。

 第2セットは取り返したフェデラーだが、第3セットでは意外な試合展開を見せた。マレーの2−1で、フェデラーのサービスゲームの第4ゲーム2ポイント目に、マレーがラリー途中で、痛そうな声を出して転倒した。方向を変える時に片足が滑って流れたからなのだが、それ以降、フェデラーのプレーが一変した。稀にしか見られないようなミスショットを連発しサービスゲームを2つ落として、たちまちマレーの5−1になった。最終ゲームはさすがに食い下がったがそのままマレーに押し切られた。このプレーの急変ぶりには驚かされた。なかなかお目にかかることはないだろう。
 フェデラーが集中力を欠いたのは明らかなのだが、問題はその理由だろう。2007年のウインブルドン決勝では第4セットで足を負傷したナダルに対して、第5セットで(当然ながら)情け容赦ない攻めをみせて勝利を手にしていた。ウインブルドン5連覇がかかっていた試合と、グランドスラムではない大会の準決勝という比較だけでは説明できないモティベーションの変化があるのではないだろうか。
 

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