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zoom RSS 10 全豪女子決勝 S.ウイリアムスVSエナン

<<   作成日時 : 2010/01/31 03:08   >>

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 現在のランキング1位のセレナ・ウイリアムスと元1位のエナンの試合は、6-4、3-6、6-2でセレナが勝った。パワーテニスに対抗して鋭い攻撃も見せたエナンだが、疲れもあったのだろうか、セレナに押し切られる結果となった。
 試合を通じて目についた点として、セレナのストロークに対してエナンがコントロールしたストロークを打てないことが何度もあった。これはセレナのストロークの球質が重くてエナンが十分にコントロールできなかったのだろう。相手がエナンであることから、セレナが十分な体勢で強打するストロークが非常にパワフルであることがよくわかった。その反面、エナンの取ったポイントは、パワーテニスに対抗する方法を示しているようにも見えた。
 
 第1セットはセレナのサーブの第1ゲームと第3ゲームでデュースが4,5回続いたが、結局キープされた。そしてエナンがサーブの第4ゲームは、まずネットに出てパッシングを抜かれ、次にダブルフォルトで0−30となり、そのままラブゲームでセレナにブレイクされる。第5ゲームではエナンがブレイクバックかと思われたが、ラインズマンがミスジャッジする不運もありセレナがキープする。しかし、第7ゲームでエナンがブレイクバックしてタイになった。その後、キープが続いた後の第10ゲームをセレナがブレイクして第1セットをとった。第10ゲームのエナンはサービスエースを2本取ったが、ダブルフォルトも2本犯した。第1セットのエナンの1stサーブの確率は46%という低さであり(セレナは71%)、セレナのレシーブに余裕を与えた。セレナのサーブは、リーチの短いエナンのフォア側へのスライスサーブが非常に効果的だった。エナンはバックハンド側にくるセレナの2ndサーブを叩くリターンを試みたが、あまりうまくいかずにプレッシャーをかけられなかった点も第1セットを失った原因と思う。
 第2セットの第3ゲーム以降は、エナンがスライスサーブにも対応してリターンをサーブを打ち終わったばかりのセレナの足元に集めて、ストロークアウトを誘うケースが見られるようになった。セレナがサーブの第3ゲームでは第1ポイントをリターンの強打で取り、続くストローク戦ではセレナのスライスをストロークエースで決めて0−30とした。次のポイントではネットに出てセレナのパスミスを誘ったのだが、これはスライスのアプローチをダウンザラインに打たせる比較的難度の高いショットを強いたかたちになった。最終ポイントでは、ネットに出たセレナの足元に落として返球されたチャンスボールでパスを決めてサービスゲームをブレイクした。エナンは続く第4ゲームはブレイクバックされるが、第7、第9ゲームをブレイクして第2セットを取った。このセットではエナンが、セレナのサーブを読んで鋭いリターンを足元へ入れて相手に十分な体勢で打たせずに、早い攻めでストロークエースまたはアプローチからネットプレイという有利な展開でポイントをとる場面が目立った。第2セットのエナンの1stサーブの確率は50%と若干持ち直した(セレナは58%)。
 第3セットになると、エナンはセレナの2ndサーブをフォアに回り込んで強打するようになった。セレナがサーブの第2ゲームでは15−40でブレイクポイントが2つあったのだが、セレナがサービスエースとストローク戦からのドライブボレーでデュースとするとサービスポイントを続けてキープした。続く第3ゲームでは、ストローク戦からセレナの強打に押されたかたちでストロークミスを2本重ねて15−40とされたエナンが、甘いアプローチからネットに出てボレーをミスしてブレイクされる。エナンのボレーの技術レベルは高いのだが、回転量の多いトップスピンを足元に沈められると対応はむすかしい。しかし、第4ゲームでは強烈なリターンを打ち続けるエナンがブレイクバックする。
 2−2で迎えた第5ゲームでは、ダブルフォルトで30−30となった後に、2ndサーブをダウンザラインにエースを決められるとストローク戦からバックハンドをミスしたエナンがブレイクを許した。第7ゲームでもダブルフォルトでカウントを悪くしてからエナンはブレイクされたが、セレナは2ndサービスでエースをとるなどの技も見せながらキープを続けて勝利を決めた。セレナが5−2で迎えた最終ゲームでは、サービスエース2本を含む、3つのサービスポイントを決めており、余裕がある時のサーブ力を見せつけた。
 
 セレナがパワーを発揮できないように、リターンの強打やストロークの組み立てでエナンは対抗したのだが、自らのサーブの不調とセレナの予想以上の強打のために破れたように思う。セレナについて言えば、パワフルであることが彼女のテニスを単調にしているのではないかと思う。相手が十分にコントロールできないような強打であれば、球質そのものが甘い返球を引き出すので、戦術は必要性が低いだろう。そのためか、中継のアナウンサー氏が「セレナが吠えたら、・・・・」「スイッチが入ったか、・・・」などと言っていたのを聞いて、獣かロボットでもないだろうに思いながらも、抵抗は若干少なかった。

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