君よ憤怒の河を渡れ

アクセスカウンタ

zoom RSS "脱小沢”の不毛

<<   作成日時 : 2010/10/27 01:17   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 0

 9月に行われた民主党の代表選挙で、小沢氏が破れ菅首相の続投が決まった。さらに、検察審査会の2度めの決議で小沢氏の強制起訴が行われる予定になっている。
 検察審査会に呼ばれた一般人11人は、経緯はともかく、一定期間にわたり小沢氏の政治活動を妨害するという点で、日本国民を奈落の底に突き落とす決定をしたことになった。政権与党である民主党が”脱小沢”になったら、何も期待できないだろう。菅首相とその取り巻きである、仙石、前原、野田、岡田などの言動を見ていれば、「こういう連中がリーダーでいたから、いままで政権交代ができなかったのだ」ということがよくわかる。

 菅首相は、国際会議の演説で”疾病(しっぺい)”を「しつびょう」と読んでいたが、全くあらゆる点で無能を絵に描いたような方である。就任直後は消費税に言及し、最近はTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)への参加について触れている。
 このTPPについては、環太平洋諸国の関税を事実上撤廃する取り決めであり、加盟するならば日本という国家の形そのものを大きく変える可能性がある。関税を撤廃すれば、それまで国家単位で行われていた分業が、加盟国の間で行われることになるだろう。つまり、ある国は農作物を一手に輸出することになり、他の多くの国の農業は衰退消滅して、別の産業に特化する(例えばハイテク製品の生産)。単純労働ばかり行われれる国もあるだろうが、大昔によく見られた植民地を想像してもらったほうがわかりやすい。バナナばかりつくっていた国もあったが、そのような経済構造が非常に脆弱であることは容易に想像できるだろう。
 TPPを推進したい前原は「日本の全GDPの中で、第一次産業(農業、漁業など)が占める割合は1.5%しかない。1.5%のために全体を犠牲にしていいのか」という趣旨のことを言っていた。また経団連の米倉会長は、「TPPに加盟しなければ、日本は孤立してしまう」などと発言している。しかも、現在の80円を切ろうかという円高をTPP加盟の理由にしようというのだから、全くどうしようも無い連中だ。
 食糧を自国で全く賄えないような国に、国家としての意思決定はありえない。例えハイテク製品の開発に従事していても単なる植民地なのだ。植民地の国民に幸福はあっただろうか。当方の知る限り、一部の特権階級が富を独占して、脆弱な経済構造の結果、多くの国民は雇用、給与水準などで経済的な困難に苦しみ民主的国家運営は不可能であった思う。

 現在の円高は、各国が金融緩和に踏み切った結果である。金融緩和としては、金利調整により市中に出回るお金の量を調整する伝統的な方法があるが、現在米国などで盛んに行われているのは数年前に日銀が初めて行った量的金融緩和というものである。つまり各経済主体(会社など)がもつ現金化しにくい金融資産を国が買って、現金を渡すことにより、その国に出回っているお金の量を増やす方法である。米国が金融緩和を行うとなぜ円高になるのだろうか?
例えば金額で経済力を表すと米国100ドル=日本1万円という均衡が成り立つものとすれば、1ドルは100円になる。しかし、もし米国が量的金融緩和により米国内に出回る資金量を200ドルとして、日本が何もしなければ、米国200ドル=日本1万円となり、1ドルは50円になる。
 
 菅、仙石、前原、野田などに、外需依存から転換しきれない日本経済に円高が与える影響を想像することができるのだろうか?おそらくは政治屋で金を稼ぐ自分たちにはあまり関係ないことだと思っているのだろう。そうでなければ、円高を理由に日本を植民地化させるような協定への賛同を表すはずがないだろう。彼らは最も性質が悪い売国政治家である。
 ”政治とカネ”なるフレーズですべてを覆い隠そうとするマスコミを信じる皆さんは、「菅、仙石、前原、野田、岡田という清新なメンバーによるクリーンな政治に期待する」などと言っていたように思う。そういう方々は、金魚鉢でも眺めているつもりでもあるのだろう。金魚鉢は汚れないのが一番重要だと思っていたとしても、実際は彼ら自身が金魚鉢に入れられ汚水に浸かることになるだろう。植民地にプロパガンダは必須である。

 菅、仙石、前原、野田、岡田の各氏の健闘に期待したいという方々もいるかもしれない。しかし、彼らが党首、幹部としてやってきたこと、また現在していることを思い出してもらいたい。そして彼らの年齢も。教師にとって生徒の可能性を信じることは重要だろうが、一般的にみれば彼らが変化する可能性は限りなく小さい。多くの国民にとって、彼らの成長可能性などどうでもいいことだ。国民を第一に考える有能な政治家が政権を運営すればいいことなのだ。
 その意味で小沢氏の政治活動に制限が加えられている現状は、多くの国民にとってさらなる不幸の始まりなのだ。 


 

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
TPP参加、首相「国内農業活性化との両立を」
菅首相は26日夜、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)への参加について、「日本の農業をいかに活性化させるかということと、貿易の自由化という方向で国を開いていくという(ことの)両立を何としても図らなくてはならない」と述べた。 ...続きを見る
サッカーはエンターテインメントだ!
2010/10/27 13:51

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
"脱小沢”の不毛 君よ憤怒の河を渡れ/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる