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zoom RSS 08 全英テニス男子決勝 フェデラーVSナダル(5セット途中まで)

<<   作成日時 : 2008/07/08 22:37   >>

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 3年連続同じ顔合わせの決勝となった。フェダラーのサーブで試合が始まったが、最初のポイントはラリーの末にナダルがダウンザラインにフォアのエースを決めた。そのラストショットの弾道は、まるでCGを使って映像化したようなスピンとバウンドで、その後のフェデラーの苦戦を予想させるに十分だった。

 第1セットは第3ゲームをブレイクしたナダルが6−4で取ったが、第10ゲームにはフェデラーに何度かブレイクポイントを握られる場面もあり、競った内容だった。第2セットは第2ゲームをブレイクしたフェデラーがリードしていたが、第7ゲームから4ゲームを連続して取ったナダルが逆転して奪った。
 最初の2セットの印象は、フェデラーのバックハンドにボールを集めるナダルに対して、フェデラーはバックのスライスを多用せずに、回り込んでフラット気味のフォアの逆クロスを打ち込もうとしていた。風が多少強かったので、影響を受けやすいスライスをあまり使わなかったのかもしれないが、フェデラーが非常に攻撃的なプレーを続けたのはナダルの手強さがそうさせたのだろう。第2セットの第7ゲームではジャンプしながらフォアのドライブボレーを試みてアウトしていたが、なぜあそこまで強打して決めようとするのか不思議に思った。確率が高い安全なショットが他にあると思うのだが、必死にプレーしているというか、全く余裕がない印象をもった(焦りもあったのだろう)。サービスが不調だったフェデラーは対して、ナダルはセカンドサービスでスピンとスライスを巧みに使い分けて、フェッデラーの回りこんで強打しようとするフォアのサービスリターンを封じた。回り込んだフェデラーの体に食い込んでくるスライスによるリターンミスと、スライスを予想して回り込んだフェデラーが上体を伸ばしてスピンサーブを返そうとしている様子などから、ナダルのフォームから球種を予測することはできなかったことがわかる。
 第2セットの第10ゲーム30オールでサーブをしようとするナダルに審判がタイムオーバーの警告を与えた(前のプレーから20秒以内にサーブを打つ必要があるようだ)。よりによって2セット連取をしようとする寸前に警告を与える審判には驚かされたが、ナダルが動揺を見せることはなかった。また同じく第10ゲームのヂュースでナダルがベースラインの上にいてフォアのストロークを打とうという時に突然ドロップショットを放ってアウトしポイントを失った場面があった。これは突風によるものだが、このような不運にも関わらず、第2セットを奪ったナダルには余裕が感じられた。踊っているかのような軽やかなステップのフットワークに、安定しているグランドストロークと向上したサーブがフェデラーを凌ぐ安定感を与えたように思う。

 第3セットの第3ゲームで、ナダルが膝を傷めたようなシーンがあった。コートチェンジの際にトレーナーが施術をしていたが、このトレーナー(フィジオセラピストと言っていたので理学療法士)はナダルの右膝のために試合中からコートサイドに待機してたそうである。ナダルの右膝が慢性的な故障になっていること、それに対してナダルが万全の準備をしていることがわかった。前年の決勝では、第4セットに膝を傷めてフルセットの末、フェデラーに破れたが、その轍を踏まないようにというナダルの気持が伝わる。その後の試合ぶりから、右膝は悪化しなかったのは間違いないだろう。6ゲームオールになった第3セットは、サーブが復調してきたフェデラーがタイブレークを制して取り返した。続く第4セットも同じくタイブレークになり、ナダルがチャンピオンシップポイントを二度迎えたのだが、それを何とか逃れたフェデラーが2セットオールのタイに持ち込んだ。このタイブレークの攻防は見応え十分で、観客も熱狂してコートチェンジの際には両選手の名前を連呼するために、意味不明な合唱を聞くことができた。

 当方は第3セットの終了までは、生放送で見ていたが後は録画をセットして眠りについた。そのため4セット以降は翌朝に録画再生で観戦していたのだが、第5セットの第7ゲームの最中に、4時30分以降は教育テレビで放送するとのテロップを見ることになった。当方はエンディングを見ることはできなかったが、それでも十分に濃厚な1戦であった。鹿肉のステーキのように。NHKの配慮の無さに多少の憤りは感じたが、再放送されることを期待しよう。

 試合結果はナダルが第5セットを9−7で取り優勝した。放送中に2003年と2008年のフェデラーの同初速のサーブの解析で、今年のコートとボールではバウンド後に多少の減速と跳ね上がりが見られるために、以前と比べるとストロークが得意なプレーヤーに有利なコートになっているという解説があった。しかしながら、ボルグ以来という同年の全仏全英両タイトルの獲得という偉業を些かなりとも損なうものではない。着実な努力も重ねて28年ぶりというクレイと芝のチャンピオンになったナダルのプレーは賞賛に値する。

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