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zoom RSS 12 全仏テニス男子決勝 ジョコビッチVSナダル

<<   作成日時 : 2012/06/17 02:20   >>

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 全豪オープンの決勝では、5時間を超える長いフルセットマッチをジョコビッチが制した組み合わせだが、全仏では雨による中断、順延はあったものの4時間足らずの試合時間のセットカウント3−1でナダルが雪辱した。

 第1セットは、第1ゲームでナダルがいきなりジョコビッチのサービスをブレイクすると3−0とリードを広げた。ナダルはいつもよりフォア、バック双方であまり回転数が多くない球足の速いダウンザラインを多く打っている印象を受けた。その後ジョコビッチが3ゲーム連取して3−3とするが、第7ゲームでデユースからダブルフォルトでブレイクを許してナダル4−3のリードとなった。その後、両者がサービスをキープしてナダルが6−4で先制した。
 第2セットでも3−3となるが、第7ゲームで再びジョコビッチがブレイクを許した。このゲームの重要性からかベンチへの戻り際に木製のベンチの下部にラケットを叩きつけて、スポンサー”Perrier"の文字が割れ落ちて消失するほどの感情の爆発を見せた。以前は、ラケットをたたき折るなどの蛮行を見せていたが、最近では珍しいのではないだろうか。4−3とリードしたナダルは、その後の雨による中断にも集中力を切らせることなく、第9ゲームでジョコビッチのサーブをブレイクして6−3でセットを連取した。なおジョコビッチが破壊したベンチは中断のさいに新しいベンチへ交換されて、その行為の痕跡が残ることはなかった。
 第3セットは0−2とリードされたジョコビッチが6ゲームを連取して6−2で取った。当方が見ている限りでは、2セットを先取されて開き直ったジョコビッチが非常に攻撃的にプレーをしていたようだったのだが、WOWOWの解説では、雨によってボールが重くなるとスピンがかけにくくなるため、ナダルのスピンボールの威力が減少して、比較的フラットに近いジョコビッチが有利になっていたとのことで、その効果もあったのかと納得させられた。
 続く第4セットは、ジョコビッチが2ゲームを連取したが、第3ゲームでナダルがサーブをキープしてジョコビッチ2−1となった時点で、降り続いていた雨も強くなり翌日に順延となった。

 翌日、試合再開後にナダルがいきなりブレークバックして2−2に追いつくと第11ゲームまでキープが続きナダルの6−5で、ジョコビッチのサービスゲームになった。ジョコビッチの30−15で迎えたセカンドサーブをナダルのフォア側に入れると、ジョコビッチのファオ側にナダルの球足の速いダウンザラインのリターンが撃ち込まれて、予測していなかったのか対応できなかったジョコビッチはバックアウトして30−30にされた。次のポイントはラリーからナダルのフォアの逆クロス3連打にジョコビッチの足が止まり、チャンピオンシップポイントを迎えた。ジョコビッチはセカンドサーブをナダルのバック側に入れようとしてダブルフォルトを犯して試合は終了した。ジョコビッチのセカンドサーブは安定して深く打てるという印象があったので意外だったが、直前のナダルのリターンが利いたのだろう。

 試合終了後に、自分の陣営の席に行ったナダルは、叔父のトニーナダルコーチの首にぶら下がるように飛びついていた。格別の勝利だったに違いない。

 当方は2011年の全英、2012年の全豪と試合を見ていたが、ジョコビッチがどのようにナダルを破ったのかよくわからなかった。全豪の中継で、「ジョコビッチのショットの威力がナダルに勝っている」との解説を聞いて、とても納得できた。通常ナダルの試合は、彼のトップスピンの威力で相手の返球が甘くなって決めるパターンが多い。これはショットの威力が勝っているものが有利というセオリー通りなのだが、ナダルのショットの絶大な威力が先入観としてあったために、ジョコビッチ戦では、その逆のパターンで負けているということがわからなかった。
 今回の全仏決勝では、ナダルのショットはかなり緩急とコースの変化をつけたものだったと思う。同じコースに全力でトップスピンを打ち続けて相手の甘い返球を待つというプレーではなかった。おそらくは単純な打ち合いならばジョコビッチが自分よりも強力なショットを打つことを認めた上で、ショットの組み合わせで自分のショットの威力を増す方法を取ったのだろう。ナダルのプレーの幅が広がった印象をもった。そしてこれは、他の選手との試合にも生かすことできる。ナダルのモチベーションにもいい影響を与えるのではないだろうか。

 全豪の決勝後のセレモニーでは、スポンサーの長い挨拶の間に、両選手がネットにもたれかかったりした様子に、大会関係者が椅子を渡して座らせて、水を与えていた。確かにそれほどの長い試合だったが、両者を比較するとナダルのほうがまだスタミナが残っているように感じた。ナダルのプレースタイルに変化が生じれば、あのような長い試合はなくなるかもしれない。
 
 

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