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zoom RSS 12 東レPPOテニス決勝 ラドワンスカVSペトロワ

<<   作成日時 : 2012/09/30 02:56   >>

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 前年の優勝者ラドワンスカと、第17シードのペトロワの決勝戦は、6-0、1-6、6-3でペトロワが勝った。色々なショットを操る技巧派といわれるラドワンスカだが、ペトロワの強打に対しては思うようなテニスができなかったように見えた。

 第1セットはラドワンスカがサーブの第1ゲームで40-0となったが、デュースに持ち込まれてペトロワにブレイクされた。このゲームでペトロワはラドワンスカのセカンドサーブを度々強打してリターンエースも奪い、アプローチからのネットプレイでもポイントをあげた。このリターンとボレー、さらに強打のストロークと、サービスゲームでのサーブがラドワンスカを苦しめた。ラドワンスカは第1セットの3つのサービスゲームをすべてデュースから落とした。

 第2セットも、ラドワンスカのサービスから始まり0-40となるが、ペトロワのミスショットもあり、そこから挽回してキープをすると、5-0までゲームを取り続けた。ペトロワが第6ゲームのサーブをキープしたものの、6-1で第2セットを取ったラドワンスカが1セットオールに持ち込んだ。当方はTBSとGAORAの両局で視聴したのだが、TBSではいわゆる”ゲームの流れ”説を唱え、GAORAではラドワンスカが早めに攻撃的なショットを仕掛けたことを理由にあげていた。しかし、ぺトロワへの試合後のインタビューによると「第1セットでエネルギーを多く費やして、第2セットは疲れていたためミスが出たりした」そうである。選手の説明は非常に納得しやすいものではあるが、まだ戦術的な解説を加えたGAORAはともかく、”ゲームの流れ”説を採用するTBSにはまさに衰退して消えゆく運命にあるのではないかと思われる地上派デジタル民放チャンネルの黄昏を感じる。”ゲームの流れ”などというものがあってもなくても、選手はプレイをしてボールのインとアウトはあるのだ。

 第3セットは両選手のサービスキープが続いた後の第8ゲームをラドワンスカがブレイクを許した。40-30からダブルフォルトを2本続けたのが響いたのだが、ペトロワの第1セットの第1ゲームから見せていたセカンドサーブを強打するリターンが、ファイナルセットの終盤で重圧がかかる場面で有効に働いたように見えた。またそれはラドワンスカからすると屈辱的なブレイクのされ方だった。表彰式のスピーチでラドワンスカの声が多少涙声だったのは、その悔しさのためだろう。第9ゲームの40-15からドライブボレーを決めて優勝を決めたペトロワはその場に座り込んで喜びを表現した。表彰式のスピーチで、ペトロワはラドワンスカを気遣い、スピーチ終了後には彼女の肩に手をかける優しさを見せた。

 ペトロワは、恵まれた体格を生かしてのファーストサーブもよいのだが、深いセカンドサーブを安定して打つことができる点で技術的にも優れている。ボレーもなめらかでネットプレーは見ていて危なげがない。ストロークは非常に強力で、対戦相手のスタミナとショットの精度を奪うには十分である。ストーク中のステップは細かく丁寧に踏み、フットワークも悪くない。今回の優勝が生涯12回目になるそうだが、技術的にはもっと優勝していてもおかしくないと思う。
 ペトロワの着るテニスウエアは今まで、色はピンク系でフリルのような飾りがついたものなど可愛らしいものが多かったように記憶しているのだが、今回はスポーティなウエアを着用していた。何か心境の変化があったのか、またはメーカーの都合がわからないが、それが今回の今までで1番大きい大会での優勝に結び付いたなら結構なことだ。

 当方は2年前に有明スタジアムに行き、東レPPOの開会前日の公開練習をみたことがある。その時はスタジアムへの入場料(600円だったかな)を払えば、自由にコートサイドまで行って見られた。しかしあまり知られていなかったためか観客は20人か30人ぐらいしかいなかった。そこでペトロワのストローク練習を見たのだが、スタジアムに響きわたる打球音と球速、ネットの僅か上を通る弾道に非常に驚かされた。後から入ってきたアザレンカが最初はほとんど返球できなかった(しばらくすると食い込まれいるようにみえても強打で返球しはじめたが)。なおぺトロワは公開練習中でも、イライラするとボールをコートに叩きつけて、ほぼ垂直に数十メートル跳ねあげるというパフォーマンスを見せていた(今回の決勝戦でもダブルフォルトを犯した時にやっていた)。そして練習後は観客の求めに応じて丁寧にサインをしていた。

 翌年も公開練習を楽しみにしていったのだが、座席は指定席になり予選の試合前1時間30分ぐらいしかおこなれず、選手もシード選手は全くいない期待外れのものでがっかりさせられた記憶がある(予選を指定席で見せるのか?)。しかも近くの有料駐車場では、テニス大会の来場者をターゲットにしてその期間だけは普段の数倍の駐車料金をとるという恥も外聞もない銭ゲバぶりにまったくウンザリさせられた。当方が1992年にサントリージャパンオープンを観戦に有明スタジアムに来た時には、スタジアムの横に広大な空き地があり、そこを無料の駐車場として開放していた。景気が悪いと世知辛くなるとはいえ、金を稼ぐためには手段を選ばずという風潮には辟易させられる。


 

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